月紫夜-パロ&雑多置きver.
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プロフィール
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夢幻光月
ここでは、本サイトに収容しづらい雑多なモノを発表していこうと思っています。
パロディもオリジナルも有りのカオスみたいなブログになると思いますがどうぞよろしくです。
管理人の本サイトは下でリンクされている「幻城」と「山紫」の二つです。「幻城」は今のところDoD中心パロ、山紫は完全オリジナルです。
よろしければご来訪下さい。
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とりあえずひとまずのいじりを終えました。
暫く使ってみて様子を見てからここをどうするか決めます。
これだけテンプレいじった以上それなりの愛着がありますので多分放棄はしないと思われ。
あとでまたリンクかどっかに入れますがこのテンプレで使ってる素材は自作ではなく余所様で貰ってきたものを加工していますので。
勝手に持っていかないでね~とだけ。
一言だけ。
下にある忍者の著作権表示はいじってもいいんですかね?
とりあえずALLじゃなくSOMEにしておきましたが。
だって明らかに全部じゃないし。
以下は思いついただけの駄文。
パロだし消すかもしれないし別館に移動させるかも知れない。
----------
私はもう取り返しのつかないことをしたんだ。
だからこの人には好きになってもらえない。
DoD C(*A) M
無言で青年が、峡谷の中の小さな村を指さした。
荒れ果てたそこは、しかし復興が進んでいて、まさに今現在の世界の縮図と思えた。
そう、壊れ果ててしまった世界の。
でも、救われた世界の。
幾つもの犠牲でもって。
「っ!」
指さされた先を見て、赤目の少女が顔を引きつらせる。
そしてすぐに笑った。
「馬鹿ねお兄さん。私にここに住めっていうの?無理よ無理。私を連れて歩くのに飽きたんだったらさっさと殺しなさいよ。」
見上げる青年の瞳には感情はなく、ただ、眉間に深い皺を滲ませただけだった。
「そんなに恐い顔しないでよ。でもそうね、お兄さんの大切なもの、たくさん私が殺しちゃったわね。だから殺せって言ってるじゃない。」
無言。そして、指は村を指し続ける。
「…………。」
少女は沈黙した。
「…ころせよ」
ぴくり、と青年の眉が動いた。
「殺せって言ってるんだろ私が殺してって頼んでるんでしょう大好きなんでしょう人を殺すのが今までだってザクザクザクザク切り刻んできたじゃない私なんてものの数にも入らないわよきっと私が憎いんでしょう私が女神を殺したんだからそれにあのドラゴンだっ」
言葉は中途で途切れた。
今まで感情の無かった目に浮かぶ、強烈な怒り。
ものの言えない青年は、既に自分の考えを他人に伝えることのできた唯一の手段を失っていた。
だからこそ、その目は強烈に青年の感情を訴えかけ。
ひっ、と喉から声を上げた少女は、その場にうずくまった。
それを確認して、青年はゆっくりと踵を返す。
再び、自分たちがやってきた人気のない平原へと青年が足を向けるのを見て、少女は顔を上げた。
「待って!」
青年は振り返らない。
「待って、ねえ、待って、待ってよぅ、待って…」
青年は振り返らない。
「どこいくの、ねえ、どこにいくの、ねえ、」
少女は必死で呼びかける。
「ね、どこに行くところがあるの、ねえ、ねえ、」
青年は振り返らなかった。
村の入り口で立ちつくしていた少女はやがて、同じ姿をした少年に抱きしめられる。
かえってきたんだね、ぼくずっとしんぱいしてたんだよ。
さわらないで。さわらないでよ。
ごめんね、母さんはしんじゃったんだ、でもぼく、
さわらないでよ。…死ねよ!
…ごめんね、…
少女はもう答えない。
ただ、少年が繰り返す謝罪だけを聞く。
青年はどこへ行ったろう。
何処へ行けるというのだろう。
声を封印された青年は、赤い龍の夢だけを。
龍の流した血の夢を。
しかし龍は二度と戻らない。
だから青年ももう戻らない。
独りで遠い場所へゆくだろう。
End
※ちなみに2は買ってもいません。
捏造大好き
暫く使ってみて様子を見てからここをどうするか決めます。
これだけテンプレいじった以上それなりの愛着がありますので多分放棄はしないと思われ。
あとでまたリンクかどっかに入れますがこのテンプレで使ってる素材は自作ではなく余所様で貰ってきたものを加工していますので。
勝手に持っていかないでね~とだけ。
一言だけ。
下にある忍者の著作権表示はいじってもいいんですかね?
とりあえずALLじゃなくSOMEにしておきましたが。
だって明らかに全部じゃないし。
以下は思いついただけの駄文。
パロだし消すかもしれないし別館に移動させるかも知れない。
----------
私はもう取り返しのつかないことをしたんだ。
だからこの人には好きになってもらえない。
DoD C(*A) M
無言で青年が、峡谷の中の小さな村を指さした。
荒れ果てたそこは、しかし復興が進んでいて、まさに今現在の世界の縮図と思えた。
そう、壊れ果ててしまった世界の。
でも、救われた世界の。
幾つもの犠牲でもって。
「っ!」
指さされた先を見て、赤目の少女が顔を引きつらせる。
そしてすぐに笑った。
「馬鹿ねお兄さん。私にここに住めっていうの?無理よ無理。私を連れて歩くのに飽きたんだったらさっさと殺しなさいよ。」
見上げる青年の瞳には感情はなく、ただ、眉間に深い皺を滲ませただけだった。
「そんなに恐い顔しないでよ。でもそうね、お兄さんの大切なもの、たくさん私が殺しちゃったわね。だから殺せって言ってるじゃない。」
無言。そして、指は村を指し続ける。
「…………。」
少女は沈黙した。
「…ころせよ」
ぴくり、と青年の眉が動いた。
「殺せって言ってるんだろ私が殺してって頼んでるんでしょう大好きなんでしょう人を殺すのが今までだってザクザクザクザク切り刻んできたじゃない私なんてものの数にも入らないわよきっと私が憎いんでしょう私が女神を殺したんだからそれにあのドラゴンだっ」
言葉は中途で途切れた。
今まで感情の無かった目に浮かぶ、強烈な怒り。
ものの言えない青年は、既に自分の考えを他人に伝えることのできた唯一の手段を失っていた。
だからこそ、その目は強烈に青年の感情を訴えかけ。
ひっ、と喉から声を上げた少女は、その場にうずくまった。
それを確認して、青年はゆっくりと踵を返す。
再び、自分たちがやってきた人気のない平原へと青年が足を向けるのを見て、少女は顔を上げた。
「待って!」
青年は振り返らない。
「待って、ねえ、待って、待ってよぅ、待って…」
青年は振り返らない。
「どこいくの、ねえ、どこにいくの、ねえ、」
少女は必死で呼びかける。
「ね、どこに行くところがあるの、ねえ、ねえ、」
青年は振り返らなかった。
村の入り口で立ちつくしていた少女はやがて、同じ姿をした少年に抱きしめられる。
かえってきたんだね、ぼくずっとしんぱいしてたんだよ。
さわらないで。さわらないでよ。
ごめんね、母さんはしんじゃったんだ、でもぼく、
さわらないでよ。…死ねよ!
…ごめんね、…
少女はもう答えない。
ただ、少年が繰り返す謝罪だけを聞く。
青年はどこへ行ったろう。
何処へ行けるというのだろう。
声を封印された青年は、赤い龍の夢だけを。
龍の流した血の夢を。
しかし龍は二度と戻らない。
だから青年ももう戻らない。
独りで遠い場所へゆくだろう。
End
※ちなみに2は買ってもいません。
捏造大好き
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